平成26年度 本試験受験体験記A
さぁ、いよいよ本試験が開始されました。
どの受験生も自分なりの解答方法や戦略を立てているものだと思いますが、
自分の場合は以下の時間配分で解答することに決めていました。
・@択一30分→A建物書式50分→B土地書式70分の順で解く。もし時間が余れば見直し
まず択一に関しては第一問の民法から順に解いていきます(人によっては第4問の不動産登記法から解き、最後に民法に戻る人も少なくないようですが)。
なお、書式の解答用紙や問題にはこの時点では全く触れません。
取りあえず択一をサクサクと解き半分の10問を解いたくらいで、
何となく「意外と解けているんでは・・・?」という気がしてきました。
確信をもってできた問題は少なかったですが、肢単位では有る程度、はじくことが出来たものが多かったので、悪くはないんではないかと若干、感じていました。
ただ考えさせる問題が例年より多かった気がします。
例えば第3問の相続人特定や第6問の登記記録の読取などに自分は結構時間を使ってしまいました。
個数問題の出題数については例年通りですかね。
これはすべての肢の正誤が分かれば一番良いのですが、
そういうケールは少ないので、もうほんと、自分の直感を信じるしかありません。
実際に試験がはじまると試験前の怒りや緊張、暑さや汗などは気になりなくなります。
というか、そんな余裕はなくなりました。
ただ心のどこかで自分に「落ち着け、冷静になれ」と言い続けてはいました。
択一が終わるまで時間はほとんど気にする余裕はなかったので、択一20問が終わった時点ではじめて時計を見ました。
13時45分…
がーん。正直、かなり焦りましたね。
予定より15分以上過ぎてしまっている。
これでは仮に建物に60分を掛けてしまったら、残りの時間は45分。
土地書式を最も苦手としている自分にとっては致命的です。
択一、建物に時間をかけ過ぎて土地の作図までに手が回らず、
一桁の点数しか取れなかった答練前半の嫌な記憶が頭をかすめました。
しかし、やらない訳にはいきません。
26年の本試験の修羅場はここからです。