平成26年度 本試験受験体験記B

建物でまさかの時間オーバー&問題意味不明状態になり、かなり心が折れそうな状態で土地に取り掛かり始めました。時間もあとわずかです。

 

取りあえず問1、問2の座標値については余計なことを考えず、基準点からの多角計算でP,D,E点を算出しV,W点については複素数モードで一気に計算しました。三角関数真数表は元々無視すると決めていたので一切気にしませんでした。

 

もっともこの状況で真数計算をしている余裕は自分にはなく、複素数モードでエイヤっとやって後は知らんという方法しかありませんでした。

 

問3の記述は全く何の事かもわかりません。考えてもわからないと思ったので無視。何も記述しませんでした。

 

問4は申請書の作成です。目的は「土地分合筆登記」というのは書けました。
申請人に関しては(別紙1)を参照して自分で特定しなくてはなりません。焦る気持ちを自分で抑えて、落ち着いて一人ずつ順番にやれば間違えない、そう言い聞かせて特定しました。
土地の表示に関しては余計なことを考えず、自分の書ける分合筆の表示をそのまま書いただけです。

 

地役権については何も書くことができませんでした。というより、試験中は地役権のことなど思いもつきませんでしたので、後から模範解答をみて、「あ、そうなんだ」と知ったというレベルです。

 

取りあえず時間がないので測量図を書かなくてはいけません。

 

ただ、この時点でかなり合格は難しいだろうなという気持ちは強かったです。もうここらで止めてまた来年。
そういう考えが心をよぎりました。
ただあと数十分、ここで諦めたら本当に不合格確定だ。
あと少し頑張って、それでもダメならまた来年やれ!と自分を奮い立たせて測量図に取り掛かりました。

 

測量図は取りあえず算出した座標値を信じて一気に書きました。もう時間がないので下書きしているひまはなく、いきなりボールペンで墨入れです。しかし、途中で気がついたのですが、基準点T1、T2、T3が用紙に収まりきらないのです。

 

 

「どうすりゃいいんだよ!」

 

 

怒りが湧いてきましたが、もう一度やり直す時間的余裕もありませんし、既に墨入れしてしまっています。
基準点については半分やけくそになり、適当に取りあえず書いておきました。

 

後は辺長と地積を複素数モードで一気にだして検算もせずに記入!
この時点でもう残り数分です。もう新しいことに取り掛かることはできません。

 

出来上がった見にくい測量図をチェックすることにしました。
すると境界標の種類が書いてないではありませんか。
慌てて問題文を見直して、何とか記入することが出来ました。もちろんきれいな表にはできていません。

 

 

ここでタイムアップ。

 

 

「終わったな。。。」

 

 

これがその時の感想。もちろん試験が終了したという意味ではなく「不合格」という意味です。

 

それにしても圧倒的な緊張感の中の試験でした。用意したペットボトルの水は一口も口にすることはありませんでした。そんな余裕すらなかったのです。
試験会場から退出し、元来た道をダラダラと駅へ帰って行きました。

 

同じ受験生が試験内容についてあーだ、こーだ言っているのが聞こえましたが、「自分は箸にも棒にもかからないんだからカンケーない」と思いました。完全に不合格だと思っていました。

 

 

取りあえず、こんな感じで平成26年の本試験は終了いたしました。

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