東京法経学院 新・最短合格講座 通信講座

LEC、ユーキャンと立て続けに挫折した自分がたどり着いたのが東京法経学院です。

 

東京法経学院のことは調査士の学習を始める時から知っていて、LECを選ぶ際に選択肢にはありました。

 

新・最短合格講座

 

ただ当時は名前は知っているものの調査士試験に特化した調査士受験界の名門だということは知らず、資格学校最大手のLECと比較して、「なんか地味?」という印象でLECの方を選んでしまいました。

 

 

しかし、調査士受験生を続けている内に合格者を最も多く輩出している学校が東京法経学院と知り、挫折を重ねた最後に藁にもすがる思いで東京法経学院の「新・最短合格講座」に申込をしました。

 

こちらの講座は東京法経学院の通信講座のメイン講座ですが、答練を含む「総合コース」と答練を含まない基礎講座のみの「基礎力養成編」が用意されています。

 

私は予算の都合でとりあえず「基礎力養成編」のみを申込しました(最終的には答練も受講することにしましたが)。

 

 

こちらの講座の良かった点は、まず第一に「途中で挫折せず続ける」ことを念頭に置いて作られている点です。一講座当たり2時間半前後の講座が全37回です。講座はDVDかダウンロードタイプを選べますが私はかさ張らないダウンロードタイプを選びました。

 

 

週2、3本程消化する予定を組み、ほぼスケジュール通りに進めることが出来ました。

9月から初めて翌年の1月いっぱいで完了。

 

 

さらにテキストも程良い分量にまとめられています。

書式2冊・択一5冊・計算1冊
 (最初は子この少ない量でホントに大丈夫なの?という疑問を持ちましたが、結果的には必要十分でした)

 

 

テキストは文字がぎっしりのタイプではなくとても読みやすくまた講義でも必要な個所、重要な個所を強調してメリハリをつけて教えてくれるので、
通信講座の講義にありがちなひたすらテキストを読み込むという学習も不要です。

 

 

通信講座にありがちな板書との行ったり来たりもほとんどありません(むしろ板書はいらないくらいテキスト中心)。
講師の力石先生は落ち着いた丁寧な語り口で淡々と授業を進めるタイプですが、時折、ご自分の経験などを織り交ぜて教えてくれ、講義を聞いていて飽きませんでした。

 

 

自分は本当に本当に数学が苦手でこれが今まで挫折してきた大きな理由でもあったのですが、
この講座では最初にまとめて数学・計算を学習します。確かにその期間の講義を聴くのは苦しいものがありましたが、それが終われば一通りの知識が身についているので、あとからの書式の学習が相当楽になります。

 

書式の学習についてもこの講座を最後まで消化すれば基本的な表題登記の申請書は余裕で書けるようになりますし、座標値の計算も一通り身につきました。
もちろん本試験合格レベルの答案が書けるようになるには答練等でさらに難易度の高い練習が必要にはなりますが。

 

新・最短合格講座

こちらの講座もユーキャン同様、基礎講座としては本当に素晴らしいです。
個人的にはマイナス点をつける所がない程です。この講座を受講しなければ、自分はいまだに合格していないでしょうね。
苦手にしていた敷地権もスンナリ理解することが出来ました。

 

ただ、当然ですが「基礎力養成編」のみの受講では合格レベルに達することはできないとは思いますよ。

 

こちらの講座にも確認テストや模試、提出課題としてアウトプットの問題は一定量ついてきます。
これらは実際の答練同様に採点してもらうことが可能ですので、特に自己採点の難しい書式に関しては大変助かりました

 

 

しかしながら、調査士試験に合格するためにはレベルの高い良質な問題を解き、その過程で書式・択一のさらなる知識を身につける必要があります。
また書式に関しては繰り返し書くことによって、体で覚える訓練が必要なことは自分の経験から実感しました。

 

なので、もしこの講座を受講する方は後からでもよいので答練も受講されることをお勧めします。
なお費用的にはセットになっている「総合コース」を最初から申込した方がお得です。

 

 

★東京法経学院の公式サイトはこちら
新・最短合格講座

東京法経学院 新・最短合格講座2015のセット内容

私が受講したときの「新・最短合格講座」の内容は以下にいなります。

 

学習ガイドブック この講座のガイダンス的な解説をした冊子です。
詳細調査士必携六法 受験生にはおなじみの六法です。申込時期の関係で当初、前年版が送られてきましたが、最新版は発行され次第、新しいものが送られてきました。(当然無料)
択一攻略ノートT 民法 メインテキスト。民法の総則、物権、担保物件についてのテキストです。
択一攻略ノートU 民法 メインテキスト。民法の債権、親族、相続についてのテキストです。
択一攻略ノートV 不動産表示登記 メインテキスト。表示登記の総論についてのテキストです。
択一攻略ノートW 不動産表示登記 メインテキスト。土地の表示登記に関するテキストです。
択一攻略ノートX 不動産表示登記 メインテキスト。建物の表示登記に関するテキストです。
択一攻略ノートY 不動産表示登記 メインテキスト。区分建物の表示登記に関するテキストです。
択一攻略ノートZ 土地家屋調査士法 メインテキスト。土地家屋調査士法に関するテキストです。1回の講義で1冊を学習します。
関数電卓の基本操作方法 関数電卓の基本操作方法を学習します。当然ながら複素数モードやEQNモード等の応用的な内容はありません。推奨機種はCASIOのFXシリーズでした。
調査士試験に必要な数学テキスト 調査士に必要な数学の基礎知識が解説されています。ざっと読んでわからないところだけ学習するか、実際に出題されて解けない公式等をその都度当たってみる程度で足りました。
測量・面積計算&図面作成 数学、求積、作図に関するメインテキスト。こちらを使って前半の講義で求積や数学をたたき込みます。一通り公式や求積を学習したのちは実際の過去の本試験問題を使って、求積方法を具体的に教えてもらえますので、自分のように数学、求積が苦手な方でも安心です。
縮尺定規「すいすい君、すらすらちゃん」 作図に必要不可欠なマストアイテム。自分はすでに持っていたため、これで2セットになりました。この三角定規のレビューはこちらに詳しく書きました。
全円分度器 恐らく方向角の確認などに使うのでしょうが、正直なところ一度も使うことはありませんでした。
書式攻略ノートT 土地に関する書式のメインテキストです。一通りのパターンを学習することができます。
書式攻略ノートU 建物に関する書式のメインテキストです。一通りのパターンを学習することができます。
書式攻略ノートV 区分建物に関する書式のメインテキストです。一通りのパターンを学習することができます。
択一過去問マスターT 土地に関する択一の過去問集。市販のものと同様です。
択一過去問マスターU 建物・区分建物に関する択一の過去問集。市販のものと同様です。
書式過去問マスターT 土地に関する択一の書式過去問集。市販のものと同様です。
書式過去問マスターU 建物・区分建物に関する択一の過去問集。市販のものと同様です。
本試験問題と詳細解説 前年度の本試験問題を詳細解説した冊子。内堀先生の所見や合格者の体験談等も大変役立ちました。
提出課題 択一編(30問×5回)・書式編(3問×3回)。それぞれ問題と解説がついてきます。もちろん郵送にて採点してもらえます。
実力確認テスト 本試験形式の模試の様なものです。難易度的には本試験よりはやや簡易です。こちらも郵送にて採点してもらえます。
書式練習用紙 各書式の申請書及び図面を書く際の用紙です。80枚位全部でありますが、足りなくなり、追加でさらに購入しました。
質問用紙 講座受講中の疑問点を郵送にて質問できます。自分は使うことはありませんでした。

 

★東京法経学院の公式サイトはこちら
土地家屋調査士試験合格サイト 東京法経学院

 

新・最短合格講座

追記

「新・最短合格講座」は2016年版から担当講師が内堀先生になっているようですね。

 

内堀先生は言わずと知れた東京法経学院のメイン講師です。
私も答練の生講義では本当にお世話になった先生です。お懐かしや〜。

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