独学で土地家屋調査士試験に合格できるか
これから調査士試験の勉強を始める方にとって、
勉強方法をどうするかは重要な問題だと思います。
特に予備校を利用するのか独学で進めるのかは、
一番最初に検討する大きなポイントになります。
ここでいう「独学」とは、
資格の予備校の口座を通信、通学問わず一切利用しないことです。
自分のことを言えば、独学という選択肢はまったく考えませんでした。
大の数学嫌いで簡単な計算も解く力がなかったので、
予備校を使わないと絶対に合格できないと確信していたからです。
独学で調査士試験に合格できるかどうかは、
もちろん合格している人はいますので、可能性は0ではありません。
ただ、私の周りの現役土地家屋調査士(概ね50人くらい)に訊いても、
独学で合格した人は1名しか知りません。
その人は東京法経学院の市販のテキスト、過去問を揃え、
記述式はyoutubeの動画やネット情報を頼りに解法や定規の使い方をマスターしたそうです。
定規も東京法経学院の調査士試験専用の「すいすい君、すらすらチャン」を購入したとのこと。
その方は上記の方法にて2回の受験で合格しました。
予備校を利用しながらも5年もかかった自分からすると、
本当に素晴らしい。敬服します。
ただ元々、理工学部・建築学科出身で、
建築士の資格をもっていたので、
図面や計算に関する基礎知識はあったから、
というのはご本人も仰っていました。
この方のような例は珍しいと思いますし、
これから1から始めようという受験生には間違いなく、
予備校の利用をお勧めします。
私が考える予備校を利用するメリットは次になります。
@学習を進めるペースメーカになる
A実績がある合格ノウハウを入手できる
B最新の試験情報、傾向に基づいた予想問題を入手できる
C通学の場合、受験生のネットワーク、友人ができる
調査士試験も年々難化しており、
試験委員会(出題者)と予備校の情報合戦の側面があります。
大手予備校の場合、毎年多数の受講生を相手にしていますので、
常に最新の情報にアップデートされた講義を提供しています。
特に記述式問題は過去問を解くよりも、
良質な予想問題を解くほうが重要で実力がつきます。
記述式は採点についても基準がわからず、
独学では客観的な採点が難しいです。
そのため、独学で行くと決めた方でも、
アウトプットにあたる答練だけでも、
予備校を利用するほうが合格する確率は上がると考えます。
予備校を利用することのデメリットは、
唯一最大のデメリットである「費用が掛かる」しかないでしょう。
知り合いの先輩調査士がこう言っていました。
「予備校を利用して、とっとと合格したほうがいいに決まっている。予備校代ぐらい調査士になればすぐ回収できる」
予備校を利用して1年でも早く調査士になったほうが良いということです。
確かに1年に1回しか受験できない調査士試験です。
予備校を利用することで1回でも受験回数を減らすことができるなら、
その通りだなと納得しました。
さて、これから受験を始めるあなたは、どのようにお考えになるでしょうか。
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