択一学習の王道
択一問題で高得点をあげられるようになるには、とにかく基礎の繰り返しにつきます。
土地家屋調査士試験の試験科目は民法、土地家屋調査士法、そして表示に関する不動産登記法と限られているのですが、それぞれ奥は深いです。
しっかりと基礎を理解せず、上辺だけで知識を広げていっても本試験では通用しないと思います。
なので下記の順番で王道を繰り返す勉強方法がやはり最も良いと思います。
@テキスト・講義による習得
まずはインプットです。良質なテキストや講義で知識をインプットします。
この時点ですべて吸収するのは不可能なのでまずはとりあえず最後までやり遂げるということを目指します。
あまり最初から一度で覚えないとと意気込むと最後まで続かない可能性が高いです。
A過去問による実践
インプットが済んだところで、アウトプットです。
テキストや講義で習得した内容を理解しているか過去問を解くことで試します。
もちろんいきなり全問正解するのは不可能なので、
まずは自分が理解しているところとそうでないところの確認をするというくらいで十分です。
過去問を解くときに注意してほしいのは、正解すればいいのではなく、
自分が理解しているところとそうでないところを正確に把握するということを意識してください。
そのため、すべての肢を理解しているか確認し、正解しても不安なものは必ず再確認して確実な知識にすることが必要です。
なお、過去問をやりこむ前に予想問題や答練問題をやることはお勧めできません。
あくまで過去本試験で出題された過去問を理解することで、
調査士試験に必要な基礎が身につくと思います。
B知識の再確認
過去問で間違えた内容や十分理解できていなかった点はテキストに戻って確認して確実な知識に変えていきます。
この時に必ず該当箇所の条文を六法で引いて確認してください。
さらに該当箇所の前後の条文もあわせて確認すれば、より知識が立体的になり、身につくと思います。
ここに挙げた@〜Bは本試験本番前までひたすら繰り返しました。
もちろん時期により答練が入ってきたり、書式に重点を置いたりしなければならないこともあります。
しかしその中でも、これらをやめた期間はありません。
択一に関しては本当に基礎の繰り返しに尽きると思います。