平成24年(2012年)学習記録
二年連続の不合格。
しかしながら不合格といってもまともに一通りの学習を終えていないのであるから、
当然の結果。
無駄に購入してしまった教材たち。
使いこなせなかった自分。
前年の不合格を経て新たに勉強を再開しなくてはならない。
ただこのころは自分自身に対し半信半疑でしたね。
そもそも調査士試験に適性がなく、
このまま試験勉強をダラダラとしても意味がないのではないかという気持ちでした。
一方で止める訳にはいかない事情もあり、
とりあえずは学習を再開せねばなりません。
前年まで使用していたLECの教材を続けることは断念して、
一から新たな気持ちで学びなおそうと思いました。
ただし経済的な事情でそれほどの金額を再度かけるわけにはいきません。
今思えば、この費用をケチっている時点で不合格確定。
本当に合格したければ負担できない金額ではなかったはず。
結局、2年後に東京法経学院の『新・最短合格講座』を受講しなおして合格した。
このときケチらず東京法経学院の門を叩いていたら数年早く合格していたのかもしれない。
しかし、ケチっている時点でそのモチベーションすらなかったということでしょう。この時点ではまだまだ本気度が足りな過ぎていたのですね。
そして元々数少ない調査士の予備校・通信講座から選ぶとなると選択肢はおのずと絞られます。
そう。ユーキャンの通信講座の一択です。
ユーキャンは講義の動画などはないので基本的に自分でテキストを読み進めていくスタイルです。
よほど自己管理ができないと最後までたどり着くのは難しいと思ったのですが、
行政書士を独学で合格した経験から「何とかなるでしょう」という甘い見通しで始めました。
実際に教材を購入して学習を始めたのは23年の10月ごろだったと思います。
ユーキャンの教材はよくできていて非常に読みやすくこれなら続けて行けそうだという気持ちになりました。
前年までのことは忘れて一から勉強をするつもりでしたので、
ガイダンス的なDVDと土地家屋調査士試験の基礎というテキストから始めていきます。
最初の数か月はそこそこまともに勉強をしていました。
ただとりあえず最後までたどり着きたいという思いが強く、
理解不十分なままとりあえずテキスト読んで先に進めることばかり重視してしまいました。
結果、まともに理解・暗記できずなんとなくテキストを進めているという感じで年が明けるころまで続けていました。
また、書式に関しては相変わらずの逃げの姿勢。
基礎的な数学ができていないから問題も解ける訳ありません。
とりあえずはユーキャンで択一の知識のみを習得するか。
そんな気持ちが性懲りもなく湧いてきます。
択一と書式は分離して学習できるものではなく表裏一体、補い合って学習することが重要なのですが、当時は全く理解できていませんでした。
択一の知識にしてもテキストをなんとなく読んでいるだけで、
ほぼアウトプットもしない状態です。
結局、書式が絶対に理解できないという不安を抱えたまま、
合格レベルに達することはできないという当たり前の結論に達し、
例年のごとくモチベーションは急下降。
今年は択一の知識をある程度習得し、
来年は書式を集中して学習しようという救いようのない結末。
そんなモチベーションでは択一の学習のみでも続くわけがありません。
年が明け2月ごろには段々とユーキャンのテキストを開くことも減っていきました。
本当にだらしない自分。そのまま本試験を迎えることになりました。
今振り返って文章にしてみると、本当にだらしなく、
自分で自分が腹立たしい気持ちになりますね。